まだ薄暗い中人の声で目覚める、4時前だが駐車場へ移動、近所のコンビニに立ち寄るも大会参加者の車で一杯、トイレも並んでいた。
駐車場に到着し準備を始める。
あ!!ローラーを積み忘れていた!!アップが出来ん!!
せっかく買ったグロータックが意味ねえ。
まあ、昨日試走も出来たので問題なかろう、左右の皆さん入念にアップしている。
ん??隣の隣の人なんか見覚えあるような・・・・
あ、Youtubeにヒルクライム動画を上げてるミニマムナオキさんや!!
挨拶をして記念撮影してもらう。
すげー仕上げてる!!試走で41分だったとの事、減量がキツかったり、仕事の都合で練習時間も厳しい状態でこの仕上がり、おっさんは多いに反省せねばならない。
早めに行きすぎても手持ち無沙汰なのだが、5時から荷物受け渡しもあるので移動。
3000番代なので第3ウェーブでのスタート、まあ早い方かな。
他の参加者を眺めながら芝生にてストレッチをして待つ、チーム参戦してる人は盛り上がっていていいなあ〜
やはりソロは寂しいねえ〜(笑)
7時前にスタート地点へ移動、7時よりチャンピオンクラスからのスタート。
地元小学生の合図と共にスタート。
前半は抑え気味に行き、神社超えてから追い込む作戦。
同じ申請タイムの人達なのでトレインを組みやすく、平地で風除けの恩恵に預かる。
昨日と同じ感じで坂道を登るがパワーが出ていない事に気づく。30~50W落ちてる・・・・
あれ〜〜??上がんないぞ!!
ま、気持ちの問題だべ!!と気を取り直し漕ぎ進む。いまいちペースが掴めぬまま初心者ゴールを通り過ぎる。
少し傾斜がキツくなり集団がバラける。ヒルクライマー達が軽快に上がって行く。
昨年は皆を抜いて行ったが、今回は抜かれる事が多い。自分の実力が良く分かる・・・
走っている中、自分と似たペースで昨年の自分より早いであろう選手を何人か見つけ、付かず離れずで走って行く。目標は50分切りだが厳しい。なんとかペースを維持するだけで精一杯。
中間地点を過ぎた辺りから本格的に尻が痛くなり、ダンシングを多用する。
普段は現場作業終わらせてパイプ椅子にドカッと座る感じで
サドルに座るのだが、今回は
偶然居合わせた叶姉妹の間に「お座りなさい」と言われ粗相の無いようにそっと腰掛ける。
という感じ、座った時でも体重をフルで掛けられずキツイ。
2/3を過ぎたあたりが榛名神社入り口、ここから少しペースをあげる予定だったが上がらない。
傾斜が厳しくインナーロウでも
ギアが足んねえ〜と心の中で叫ぶ。
50のマイクロ、リア30の乙女ギアだが足んねえ〜 おっさんには足んねえんだよ!!
先週のBJが使ってた46のギアを思い出す。
46は進まんか・・・・でも32が欲しいなあ〜
尻は痛むしギアは足りない。インプラントした歯の根元はヅキヅキ痛いし、大きく口を開けるとヘルペスの傷から出血・・・・おっさん満身創痍じゃん・・・
おまけに車中泊で身体も痛いし・・・・
とかマイナスな思考が頭を支配する。お金を払って苦しい思いをするヒルクライムってなんなの!!と改めて考える。
富士ヒル、乗鞍とエントリーしちまったよ〜と後悔。
痛い尻を庇いつつダンシング多用していたせいで後半に足が残っておらず、前半と同じペース維持でなんとかしのぐ。
名物声援おじさんの声を聞くとゴールが近いと分かる。
残り500メートル看板から少しペースを上げる。 カーボンサドルのお陰でダンシングは楽なのだが座る痛みはたまらん。
段差の度に
「あふん♡ おふん♡」
と悲鳴が上がる。
せっかく貸していただいた貴重なカーボンサドルだが2度と使うことはあるまい。
木村店長とワザワザ持ってきてくれたOさんすまん!!!
おっさんの尻には硬すぎたのよ・・・・・
最終コーナー手前からフルもがきをしてみる。自分自身への納得の為ね。
何人かブチ抜きゴール!!
52分5秒の240位と
う〜む。昨年とあまり変わらんぞ!!
荷物を受け取り、いち早く下山のラインに自転車を並べる。
着替えをし、売店にて豚丼とコーヒーを頂く。
あっさり味とあったが、疲れた身体には物足りず、マヨネーズを付けて丁度よかった。
昨年は補給食だけで済ませたのでイベント食を食べれたので嬉しい。
チャリダーに出ていた栃木の坂バカ前川さんを見つけご挨拶。昨年よりタイムは落ちたが46分との事、めっさ早いやん!!
ミニマムナオキさんも見つけたので結果を聞く、41分で16位とのこと。
昨年ほぼ同じタイムで6位だったので今年はレベルが上がってたらしい、そういえばチームリーダーのダイさんもツールド沖縄も去年からいきなりレベルが上がっていたと言ってた。
競技者人口が増えて本格的にレースに出る人が増えてるので相乗効果かな〜おっさんにはキツイな〜
少し待った後に下山がスタート。
駐車場から移動するもゴール手前の道で待機、さ・・・寒い。
都合1時間近くここで待たされ下山開始
集団下山なのでスピードはそんなに出ないのだが尻が限界。
またもや
「あふん♡ おふん♡」
と口から声が漏れる。
沿道には多くの地元の人が手を振ってくれてる。
「お疲れ様〜!!」
「来年もまたきてね〜!!」
とおじいちゃん、おばあちゃん、子供達が叫んでくれる。
他の大会に比べ地元の応援が半端ない。
来年はやめようかな〜と思っていた参加者を思いとどませる恐ろしい罠である。
無事下山して完走証は貰わず車に戻り大慌てで着替えて撤収。
やっぱり熱があったのか冷えピタを付けて運転する。
渋滞前に帰宅出来たのが嬉しいが身体がだるい。
調子が戻るまでは無理はしまい。と心に誓うおっさんでした。
bikeportR.R Iso